慈悲

見返りチロ
    題「見返りチロ」

あのアインシュタイン博士は1922年に来日しました。

ちょうどその日本に来る船上で自身のノーベル賞受賞を知り、それがまた偉大な科学者という宣伝になり日本では大変なアインシュタインブームになったそうです。

 全国各地を観光や講演をしましたが、その間に彼にとっては異教である仏教を学ぶ機会もあったそうです。

 その仏教を学ぶことになった対談相手が真宗大谷派僧侶 近角常観(ちかずみ じょうかん)師でした。

 アインシュタイン博士が「仏教はどういう教えですか?」というの質問に、近角師は「慈悲の教えです。」と答えたそうです。

 そしてその「慈悲」の教えのたとえ話として「姥捨て山」のお話をされたのでした。

 むかし、自分の親がある年齢になると少しでも食糧を減らすと言うことで、山に捨てに行かなければならないオキテがある村がありました。

 息子はやむなく1食分の食事を持たせ母親を自分の背中に背負って、山の奥に捨てに行くのですがその道中に背負った母は手に触れる木の枝を折っては道に落とすのを繰り返していました。

 息子はその事に気づき「母はこの折った枝を目印に村へ帰ろうと思っているのではないか?そんなことをしたら村の掟を破ったことになりわしら家族は村八分になって死んでしまう」と思ったそうです。

 ところが山の捨て場について母を捨てて帰ろうとすると、そんな息子に母は

 「おまえが山のだいぶ奧までワシを連れてきたから、おまえが村に帰るとき道に迷わないように今まで来た道に枝を折って目印にしといたからそれを頼りに帰れよ」と合掌して別れを告げたそうです。

 その言葉に息子は泣き崩れ「なんと私は恐ろしいことを考えていたのだろう。私は母を捨てて、帰って来ては困ると考えていたのに、捨てられる母はそんな鬼のような私を心配してくれている」

 息子は母に両手をついてあやまり、再び背中に母を背負って山を下りたということです。

 近角師はアインシュタイン博士に「この母の姿こそ仏様の慈悲の姿です。」

 「どんなことになろうとも自分のことよりひたすら我が息子のことのみを考え心配している姿。」

 「今まさに息子が自分を捨て、殺そうとまでしている我が子を見捨てずに、どうにかして救いたいという姿。」

 「これこそが仏教の慈悲の教えです」と近角師はアインシュタイン博士に話されたのでした。

 アインシュタイン博士はその後「日本には仏教というあたたかく深い宗教がある。こんなにも素晴らしい教えに出会えたことは、私にとって何にも勝るものである。」と、語られたのでした。

 40日目 ダイエットメモ
86.9㌔ 前日比  0.1 合計  -2.6
27.9% 前日比  -0.1    合計 -1.1%    目標 70㌔

つぶやきmodoki:マラソンを走りたいと言いましたけど、10キロぐらいからですからね。最初からフルマラソンは大変なことになるかもしれない(^_^;)

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at 23:57, きっぺいで〜す, -

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